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This is me

季節は秋を迎えましたが 夏の名残りが色濃く日差しを落とす休日に
家でゴロゴロと録画していたTV番組を見ていた時のこと
その番組で、女優の高畑充希さんが紹介されていた動画に大変感動いたしまして
ひとりオイオイと泣いてしまう程に感動したので こちらでも紹介させて頂こうかと

それは、2018年2月に公開された「グレイテスト・ショーマン」というミュージカル映画の劇中で
キアラ・セトルさんが歌う「This Is Me」という歌のメイキング映像

キアラ・セトルさんが公で初めて歌った時の様子をたまたま撮影していたそう

パワフルでエモーショナルな彼女の歌声と「ありのままの自分でいい」という歌詞
作品を作り上げる人々の熱意がビシビシ伝わってきて とても心揺さぶられる 素晴らしい映像です

(↑興味のある方は是非ご覧ください you tube動画です)

「私にも愛される資格がある
値しないものなど 何ひとつない
言葉の刃で傷つけるなら 洪水を起こして溺れさせる
勇気がある 傷もある ありのままでいる これが私」
(歌詞の日本語訳を一部抜粋)

歌のように「This is me(これが私)」と力強く言える自信は 残念ながら持ち合わせておりませんが
自分自身を受け入れる作業は 大人になるに従い、少し上手になった気がします

 

小学生の時 算数の授業中に
コンパスで円を書いたり、定規を使って図形を書くのが とても苦痛でした
私は 完璧な円や四角形を書きたかったのですが さほど器用でもない小学生でしたので
自分が思い描く「完璧な」図形を書けなかったのです
些細な歪みが気になって、頭が痛くなるくらい何度も書き直していたのを覚えています

妙な所に神経質を発揮してしまう
成人を迎える頃まで そんな自分を持て余していたのですが
ある時 押し入れの整理中に見付けた、保育園の先生からのメッセージカードに 答えを見つけました
それは、私の5歳のお誕生日に先生がくれた メッセージ
「細かいところにこだわる気質を いいところで発揮してくださいね」

思い返せば、保育園児だった私は 正方形で無い折り紙に癇癪を起こす子供だった
きっちり四隅を合わせて折ったのに ぴたりと重ならない折り紙に もやもやして
しまいには 父親に正方形の用紙の作り方を教わり、自ら折り紙を作ってから 折っていた

何気なく手に取った、5歳の私に送られたメッセージカードが 記憶に埋もれた自分を掘り起こして
「産まれて5年目にして既に発揮していた神経質は 何をしたって、どうにかなるもんじゃない」 笑
と、自分自身を受け入れるきっかけとなりました(先生ありがとうございました!)
受け入れてみると、不思議と以前より細かい所に目がいかなくなる(目をつぶる?)ようになり
頭が痛くなるほど根を詰める事も少なくなりました

 

「This is me」とは言えないけれど、そう言える人には強く憧れます。みんなそうじゃないのかな?
キアラ・セトルさんの歌は、「そんな風に生きてみたいんだ!」という私たちの憧れを 力強く代弁してくれているのかもしれません。

いしい

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