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お任せする

小久保です。
訪問看護をやるようになって4年が経ちました。
ほぼ毎週同じ曜日にお会いする。
病院に勤めていた時と自分の中で違いを感じるのは、
その方のペースでその方に寄り添う事が出来ること、のように思っています。
病棟は時間に追われ、業務に追われ、寄り添うとか待つとかそのようなことがほぼ出来なかった。出来ないと言ってしまうのは言い訳のようでやりようはあったのかもしれませんが、私は出来なかった。
言ってしまえば、自分たちの動きに合わせて頂いてしまっていた。
訪問は、その方の住まうところにお邪魔する。
ペースは関わらせて頂くそれぞれの方。
十分に待っても良いし、寄り添う事も出来るはず。
はず、というのがポイントで、はずなのになかなか出来ていないということを今日は書きたい思いに駆られています。
今ならば急かせず、時には戻るようなことも一緒に寄り添えるはずなのに。
「信じて待つ」
「お任せする」
ということがどうも苦手なようです。
やると言われていてやれていないとついつい「どうされましたか」と声をかけてしまう自分。「来週やろうと思っていました」
どこか自分のペースになってしまいます。

自分も「今やろうと思ってたのに」と人の声掛けにやる気を失ったこともあるのに…。

年月を重ねるとうまい具合に関われるのか。
私自身がゆったりとした気持ちで「お任せ」出来るようになれば目の前の人にもそう向き合えるのか。

考えて、向き合って、そんな訪問看護にはまっています。

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