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つながる命

10連休は、いかがお過ごしでしたか?

わたしは、近くを散歩したり、草花や木の手入れをしたりしてのんびりと過ごしました。

いつの間にかカエデ(イロハモミジ)の木には若葉がたくさんついて、その美しさに足を止めて見上げてしまいました。

これからくる暑い夏には、涼しい木陰をつくり、秋には、赤や黄色に色づき人々の目を楽しませ、冬には、葉を落とし陽ざしを迎え入れるカエデの魅力は尽きません。

ちなみに、カエデの花言葉は、『調和』 『美しい変化』 『大切な思い出』 『遠慮』 『節制・自制』などと書かれてありました。

ところで、カエデの花を見たことがありますか?

4月頃に枝先にいくつかまとまって赤い小さな花をつけますが、今年は、わたしも見逃しました。目立たないので、見逃す人が多いようです。花言葉の『遠慮』がぴったりです。

今はすでに花の後に実をつけ始めていました。翼がついたプロペラ状の若い実は、ほんのり淡いピンクの色をしていて、花のように美しいです。

夏を越して種を太らせた実が風を受けてまるで竹コプターのように飛んで着地します。
平成の秋に着地して冬を越した種から、令和の新しい命が生まれています。

芽を出したカエデを見つけるのもなかなかおもしろいですよ。

街中では、踏まれたり雑草と一緒に抜かれたりして大きく育つことはめったにないようです。
わたしは、本葉が2~3枚になった頃、そうっと小さな鉢に植えて大きくなるのを楽しんでいます。

「カエデ」という名は、「蛙手(かえるで)」が語源だそうです。
なんの手であろうと、たくさん集まり、人のくらしに潤いを与えてくれるカエデは、わたしの好きな樹木の一つです。

 

わたしたちも、カエデのように『てとて』を重ね合い、人に寄り添ってやすらげる場をつくったり、その人なりの花を見つけたりしながら命がつながっていくようにしたいです。

(YUAッち)

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