私は物持ちが良い方です
自宅では小学校で使っていた　竹の物差しが現役で活躍していますし
我が子が小学校の調理実習で使っているエプロンは　私が当時調理実習で使用していたエプロンだったり
(帆布製のエプロンで　とても丈夫なのです！)
気付くと周囲には20年以上使用している物が　沢山あります

そんな私が愛用している腕時計は　2000年製
購入してから　そろそろ20年を迎えようとしています

過去に針飛びのトラブルがあり　5年程しまったままにしていましたが
てとてで働き始めた頃に　思い切ってオーバーホール(時計を全部分解して　再度組立修理をする作業)に
出しまして　それからというもの再び同じ時間を過ごしています

最近は腕時計でも　高性能の物はソーラー電池・電波時計の機能が付いていますね
時間は秒単位でズレる事なく修正が入り　日の当たるところに置いておけば電池交換も不要
便利になったものです

かたや私の相棒はというと
クオーツでもない　自動巻き(オートマチック)時計
腕に付けているか 　1日50回程りゅうずを巻けば動いていてくれますが
2日外したまま放っておくと　止まってしまいます
歯車で時を刻んでいるため　1日で40秒ほど早く進んでしまい
気が付けば3分～5分ずれている事もしばしば
（自動巻きの腕時計では1日の誤差40秒は　正常動作の範囲内です）

最新型のそれと比べると　何とも頼りない相棒ですが
足りない所を把握して　そこを補いながら使い続ける日々をとおして
その不便さが逆に愛着となり　
ただの腕時計である筈の物に　個性を覚えていたりして

「いい味出てるね」
古い品物にしばしば使われる　褒め言葉

不便なところも　「いい味」として　
これからも長く付き合っていければ良いなと思っています
(こんな頼りない相棒ですが　実は1年で生産終了となった希少モデル！ちょっとだけプレミア付いてます(笑))

いしい