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エリザベス・キューブラー・ロスのように
投稿日: 2017/01/10
新年あけましておめでとうございます。
年頭からビッグなタイトルだと自分でも思っていますが、
せっかく年頭に順番が回ってきたので思い切って(笑)。
看護学校で「死の受容」に関して学んだのが最初の出会いでした。
その後私は「神との友情」という著書を経由してエリザベス・キューブラー・ロスの「人生は廻る輪のように」に出会うことになります。
そのずいぶん前に読んだ「死ぬ瞬間」は、断定的な物言いに、構えてしまい、斜め読みにとどまりました。
そんな先入観があってなかなか手にとることが出来ずにいた「人
生は廻る輪のように」。
先に読んだ知人に「面白かったよ」と言われて。
それでもすぐには読もうという 気持ちにはなりませんでした。
ところが、最初の章で
(略)現代医学は人びとに苦痛のない人生を約束する預言者にでもなったつもりらしいが、たわごとも甚だしい。
わたしが知る限り、人びとを癒すものは無条件の愛しかないというのにである。(略)
医者の言葉・・・?
背中がぞくぞくし、夢中になって読みました。
エリザベス・キューブラー・ロスはターミナル期に関してが有名ですが、
精神科の病院に勤めていた時期もあり。
そこで記述も気持ちが引き締まります。
自分がこれでいいのか、本当にいいのか、と迷っていれば
「何を小さなことでくよくよ考えているのか、良いことをして何が悪い」
と背中を押してもらえるようです。
何か立ち止まるとこの本に戻る、を繰り返しています。
集中して目の前の人に向き合い、そこから見えてくること。
その先に起こるべくして起こること。
その在り方が多くの人の助けになったのですね。
特に好きな章や出来事もあり、そこは幾度となく読み返しています。
こんな風に在れたら。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
小久保 良子
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