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『ひと』の『あいだ』の理論について。
投稿日: 2017/09/8
とがしです。
大分日が短くなってきましたねぇ。
生き生きとしていた草木が落葉に向け、美しく色を纏い、冬に向け散る準備を始めるこの時期は、わたしはちょっぴり苦手です。
さて。
今月の勉強会は我が代表、増子さんが担当してくださいました。
テーマは『ひと』の『あいだ』という考え方についての話でした。
登場したのは木村敏さん、中井久夫さんなど。
無知な私は、はじめましてです。
木村敏さんは「自己」や「あいだ」にまつわる書籍を多数書かれているようです。
少しネットから抜粋しますと、
『精神病理学的に言うと、この「あいだ」に亀裂が入ったり、「あいだ」のどこかがツイストしていたり、そこに不鮮明な膜が陥入していたりすると、
おおむね精神病とみなしてきたわけなのだ。ということは、そうした病いを治癒するには「あいだ」の回復が重要になるということだ。心の病いは「もの」
がおかしくなるのではなく、「こと」がおかしくなる。』
と書かれていました。
あいだの概念は、どこかとてもしっくり来ます。
オープンダイアローグでも精神科疾患は人と人の間で起こるものだと講義で受けましたが、脳の伝達物質の異常という淡泊な表現よりなんてすてきな考え方な
のだろうと思ったのを覚えています。(あくまで一個人の意見です)
訪問して話をしていると、『あいだ』で化学反応のようなものを感じることがあります。
自分がなんとなく出した言葉も、相手の考えや思いと混ざり合うと、思ってもみなかった展開があったり…なかったり。
無限の可能性を感じます。
恥ずかしながら、上記の方々の書籍は読んだことがないので、こういったことを述べたいわけではないのかもしれませんが、「ひと」の「あいだ」
という概念は個人的にとても好きなものだと気づかされました。
また興味関心が増えました^^
最後に。
看護学生時代、芸術という授業があり、絵の苦手な私が美術を選択しておりました。
テストは自作絵本の発表だったので、これ(写真)を作りました。
この頃、人であることが非常に苦痛だった時期。
なんで人って感情があるんだろうと真剣に悩んでいた頃です。笑
でも人間でよかったと思えることをまとめ、絵本にしたんですね。
それからは人間でいることも悪くないなと思う様になりました。
今は人として生きることを楽しんでいます。
うーん、『人』『間』って深いですね( ˘ω˘ )
とがし
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