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バレンタインデーの思い出

ベタなタイトルですみません。これを書いている日がちょうど2/14なので、思うところをそのまま綴ってみようと思います。

 

【小学生】

小学生の低~中学年の頃は丸々と太っていて、短気でいつも怒っていて、多動で落ち着きがなかったので(書いてて落ち込んできた笑)、チョコなんてもらえるわけがありませんでした。というか、バレンタインデーにはどうやらチョコがもらえるらしいと、小4ぐらいまで気付いていなかった?その前に心をトキメかせたり落ち込んだりした記憶がないのです。(いや、その頃あげたぞ!という同級生女子の人がいたらごめんなさい)

5年の夏休みにダイエットをして1ヶ月で8kg痩せて、なんとなく教室の男性のコミュニティに入れてもらえるようになって、いろんな情報が入るようになりました。言うなれば「小5デビュー」を果たしたわけですが笑、男女の色恋沙汰に関しても当時一気に情報が入って、かなり困惑したように思います。

その年にSさんからチョコをもらった時には「1ヶ月後に飴を、返す?飴を?」と、ホワイトデーに何を返していいかわからず途方にくれました。結局、当時中学生の姉にラッピングされたお菓子的なものを買ってきてもらい(どんな物か確認していない)、それを渡したSさんから「増子くんってセンスいいね!」と言われ、「う・・・うん」と気まずくてムニャムニャ返事したのを覚えています。

8キロ痩せたばかりの小5の頃。
よく母親に「ゲームばっかりやってるから太るんだ!」と言われていました。
隣は、両親が経営していたレストランの常連の高倉さん。

 

【中学生】

小5でコミュニティの中にデビューしたにはしたのですが、「お茶らけキャラ」「突拍子もないことを進んでするキャラ」「落ち着かない多動キャラ」だったので、バレンタインデーはいつも期待で始まり失望で終わる一日でした。

中1か中2だったか・・・自分は野球部だったので夕方練習後グラウンドを整備していたところ、駐輪場のほうに女子2人がいて「ましこく~ん」と呼んでいるではないですか!こ、これは!と期待に胸を膨らませながら薄暗い駐輪場に行くと、

「これ、S君に渡して!」と、ラッピングされたチョコ的なものを渡されました。

言われた当初は何を言われているのかわからず(自分がもらう気満々でいたので)、「はい?」とキョトンとした顔でチョコをもらったのですが、徐々に状況を理解するうちに腹の底から「フツフツ」としたものが沸いてくるのを感じました。それが「チョコ運搬者として選ばれたことに対する怒り」と「チョコをもらえる彼に対する嫉妬」であることにその時は気づくことができませんでした。

そして得体の知れない「フツフツ感」にややハイテンションになり、「いいな~Sは!これ、Uさんからだぞ!」と若干声高に話しながら渡したのも今は良い思い出です。Sゅうめい君、今日も沢山もらっているのか、いいなあ笑。また大森で飲みましょう。


中学時代にお世話になった音楽の北村先生。野球少年だった僕を合唱の世界に(無理やり笑)導いてくださった恩師です。

 

【高校生~】

高校生からは男声合唱にドハマりして、数年間は男性のコミュニティにいましたので(大学生当時は「今月、女性と話した機会は駅前のマックの女性店員と、唐揚げがすごく多い弁当屋のおばちゃんだけだった」という月が何度もありました)、もう期待もしなくなりました。そんなことからも「期待しないと失望もしなくてすむんだ」という、生きるうえで大切な知恵を学んだように思います笑。

歌い手の中にNHKのアナウンサーT瀬氏(同期)がいます。
彼にもたくさんチョコが届いているんだろうなあ・・・
いや、全国区の彼と張り合う気は全くありませんが。

 

 

それにしても、今朝ほど4歳の娘からチョコを手渡されて(「これ、ばれんたいんだよ」って棒読みしてポイって投げてきたけど)、なんだかホッとしたのでした。あと数年もすれば自分のことをクサいとか汚いとか言ってくるかもしれないので、それまでは・これだけは期待していたいなと思います。

降誕劇で天使役を果たした娘。
全然セリフを覚える気が無いので、本番直前に自宅で特訓したら泣かれそうになって焦りました。

 

増子徳幸

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